サイトマップ 講義12
金利生活者の実践投資(1)積立式投資
金利生活者となるためには
(1)資金を増やす段階
(2)金利収入を得る段階
がある、という話をしたことがあります。
『(1)資金を増やす段階』では、好きに増やしていいわけですが、『(2)金利収入を得る段階』で、投資方法を切り替えるのは結構面倒だと思います。
最初っから、金利狙い(投資パターン『(c)積立・決済無』)でいけば、投資スタイルの変更も必要ないので、安全性も高いと考えます。
どのように投資するのか、ポイントを整理しよう。
- 積立式に投資
- 決済をしない
- ベースとなる通貨ペアを選択する
- 新興国の高金利通貨を選択する
積立式を選択する理由
積立式は、時間の分散です。
時間を分散することで、為替リスクへの集中投資を防止できます。
一括で投資してしまうと、変動する相場の影響を強く受けることになります。
ハイリスク・ハイリターンになるのです。
ただポジションを持たない時期もあるので、リスクがまったく無い時期もあるという利点があります。
積立式ですと、常にリスク資産を抱えていることになります。
では、積立式の利点とはなんでしょうか。
「相場の予測を必要としない」(正確にはまったくないわけでない)点です。
相場の状況をほとんど考えることなく、一定間隔で、投資していきます。
だれにでもできる簡単さがあります。投資にかける時間が短くて済むので、仕事を持っている忙しい人でもできるのです。
さらに一定間隔で投資することには重要な意味があります。
保有ポジションの平均レートと時価レートの差が小さくなるということです。
たとえば、毎月1回、買いポジションで投資するとします。
各月の保有レートは、100、95、80、90、75とすると、平均保有レートは、88です。
最後の月に、ポジションを建てたときは、時価レートが75でした。
平均保有レートと時価レートの差は、75-88=-13です。
もし、時価レート100のときに一括投資していれば、その差は、75-100=-25です。
一括投資 差-25
積立投資 差-13
ですから、積立投資の方が、評価損が少ないということです。
評価損がでる下落相場において、ロスカットになりにくいということです。
逆に、評価益がでる上昇相場において、評価益が少なくなってしまいますが…
思いだしていただきたいのですが、目的は、金利収入を得ることですね。
評価益を得ることではありません。
ですから、下落相場においてロスカットされにくい方が良いわけです。
相場から退場(ロスカットにあう)しないで、長く居続けることで、金利を半永久的に獲得していきたいわけです。
それと、評価損を少なくできることには、もう一つ重要な利点があります。
出金可能額の確保です。
出金可能額とは、外為どっとコムでは、返還可能額と呼称されています。
次のどちらか金額が小さい方が当てはまります。
A)[返還可能額]=[資産合計]-[取引保証金]-([注文中保証金]+[受渡代金]+[出金依頼金額])
B)[返還可能額]=[有効保有額]-[維持保証金]
評価損がある時は、どちらの計算式になるのか、具体例から考えてみましょう。
A)の([注文中保証金]+[受渡代金]+[出金依頼金額])はすべて0円としましょう。
資産合計=100万円
取引保証金=20万円
有効保有額=資産合計+評価損益
維持保証金=取引保証金の50%=10万円
※数値は仮定
A)[返還可能額]=[資産合計](100万円)-[取引保証金](20万円)=80万円
B)[返還可能額]=[有効保有額](資産合計+評価損益)-[維持保証金](10万円)
=(100万円+評価損益)-10万円
評価損益が、-10万円の時、A)もB)も同じになります。
評価損益が、-10万円を超えて、たとえば-15万円になれば、B)の方が金額が小さくなるので
返還可能額はB)で計算された金額とういうことになります。
ということは、[有効保有額]が[維持保証金]の額を下回っている状態では、[返還可能額]は0円となり、出金できません。
先ほどの例ですと、評価損が-90万円以上になると出金不可になるわけです。
この状態は、マージンコールになる状態と同じです。マージンコールになるようだと出金はできません。
あなたがもし、資産合計(100万円)の12%である12万円のスワップ分を出金する場合、マージンコールのラインから+12万円分上の状態にしておく必要があるということです。
ですから、なるべく評価損を小さく抑えられる運用が良いわけです。
スワップ派VS王道派
相場を読んでトレードする投資家は、自分たちを「王道」だと思っています。
「スワップを得るやり方は、間違っている」から、必ず損をすると考えています。
それを否定するつもりもありませんが、「王道」投資では稼げる人は少数派なので、全ての人におすすめできるものではありません。
スワップを得るやり方は、損をしにくいやり方であるため、比較的長期間稼ぎ続けることが可能だということです。
しかし、長く稼ぐためには、リスク管理が欠かせません。
何も考えずに、始めても「王道」投資家たちの心配する通りに終わるだけです。
積立投資は、簡単だと言いました。
ですが実際に始めるまでに、ある程度のリスクを考えておくことは必要になります。
ということで、このぺーじでは、時間の分散によるリスク管理の説明をしました。
積立てることで時間の分散を行い、ロスカットしにくい状態を作り出します。
そして、ロスカットになりにくい時期があります。
相場には波があり、それをサイクルと呼びます。
サイクルを調べれば、投資に向いている時期と、貯蓄に向いている時期を知ることができます。
次は、「」です。
【必要な口座】金利生活者が選ぶFX業者・口座
|